2015/03/16

がん放置の結果

03/13 19:30から、NHK総合・特報首都圏で放送された「がん治療 あふれる情報にどう向き合うか」
番組内では早期の乳がんを治療せず、放置し続けた患者さんを取材し紹介していました。(彼女の非常に勇気ある告白に、頭が下がります)

彼女は標準治療に否定的な本を読み、大きな影響を受け、がん治療を拒み病院にも行かなくなったそうですが、症状が悪化し 激しい痛みで夜も眠れなくなり、その後抗がん剤治療を受けて今は病状が改善されたようです。
首都圏以外では観られなかった方もいると思いますので、テレビ放送を抄録しているサイトのURLをはっておきます。

一方であいも変わらず、標準治療を拒む内容の記事や書物は無くなりません。
今週のDIMEにもその手の記事が掲載されていました。
様々な意見が出ることは素晴らしいです。また、雑誌は売れるかも知れません。ですが、その内容を真に受けた患者さんのその後について、出版社は決して責任は負いません。全ては患者の自己責任です。

「人の"不"を取り除くのがマーケティング」
とは、私がマーケティングの勉強をしていた時の教授の口ぐせです。不安、不満、不平、不備…実際には、それらの"不"を逆手にとって商売をしている人がどれだけいることでしょうか。

何を信じるかは自由ですが、上手くいかなかったら振り出しに戻るとはいかないのが、がん治療です。
あまりにもQOL向上優先になって本来の目的、つまりがん治療そのものを見失っていないか? 私たちは「患者」になった時にこそ、冷静にならねばならないと思います。