2014/07/19

ニセ医学に騙されないために

今日のニュースで見かけた記事。
「血液型と性格 関連なし-日米1万人超を調査」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140719-00050087-yom-sci

我が家は全員同じ血液型だけど性格はバラバラだ。なので、この調査結果は至極当たり前だと思う。お遊びで血液型占いとか言っている分には良いが、遊びを超えて信じ込んだり採用試験のようなシーンにまで血液型が判断材料になるのは行き過ぎ。だが、実際に私自身もブラッドハラスメントを受けた経験がある。
とある社長さんからヘッドハンティングされたが、私の血液型を聞いた途端に社長さんが迷い始めたのである。特定の血液型代表のように扱われる資格は私には到底ないし、そもそもそんな事で人事を迷う方の下でお仕事もしたくないので、丁重にご辞退申し上げた。

以前も書いた「ニセ医学」に騙されないためにでは、抗がん剤治療についてや「白い食べ物」について以外にもこうした民間神話的な話についても解説している。鰯の頭も信心から、ではないけどプラシーボ効果で気持ちが上向いて体調が落ち着くことも確かにあるだろう。だが、試しにやってみている、とか、願掛け程度にしてるとか本人が何か認識しているうちは良いけど、騙されている自覚がない場合はどうだろうか? 信じたら救われる保証はどこにあるのか。

英語でニセ医学のことはquackというそうである。インチキ薬売りがアヒルがなくように口上を述べることから来たとか。(amazon書評参考)
遊びならともかく、命に関わる問題にまでブラックアヒルちゃんに騙されないためにも一読しておくと、書かれていること以外についても判断力がつく良書だと思う。

病気と判断されると迷うのは人間誰しもそうである。私の放射線治療を担当してくださった医師は若くして胃がんになった方だが、著書の中で医師も迷うのだと記しておられた。正直な方である。

人を救うのは人だし、人を迷わすのも人である。ニセ医学を正と信じることを責めている訳ではない。ただ、「あれっ?」と思う気持ちの余裕は持ち続けても損は無いと思う。「ニセ医学」に騙されないために、機会があったらぜひご一読を。発売早々なのに増版もかかっているそうな。私自身はシーンを置き換えたら考え方なんぞがビジネス書としても読めるなと思いました。