2010/01/23

街の付加価値とは:「愛妻ハグ」イベント中止 参加ゼロ、寒さ嫌われた?

群馬県に嬬恋村という、人口10,552人の村がある。
高原キャベツの産地で、キャベツの出荷量は日本一である。
ゴルフやスキー、スノボー、温泉などで訪れたことがある人も多いだろう。

その嬬恋村で行われる1つのイベントが、残念ながら頓挫してしまった。
「愛妻ハグ」イベント中止 参加ゼロ、寒さ嫌われた?
このイベント、「愛妻の丘でハグしよう―極寒星空ハグ―」は、愛妻の日である1月31日に、午後8時9分(ハグの語呂合わせ)に抱擁する趣向だった。
『「普段見られない景色や星空に囲まれてハグできる」とアピールしたが、問い合わせが10件程度あっただけ』だったそうである。

-1月31日が「愛妻の日」である認知はいか程か
-ハグする習慣が、日本人にはない(欧米の友人にハグされたことがあるが、正直どうしていいか判らんかった経験が)
-日曜日の夜に開催されるイベントに参加できる人がどの程度いるのか(ご近所さんや月曜日に休みが取れる人?)
といった企画の問題。(日本愛妻家協会との連動イベントらしいが、そちら繋がりの参加者はいなかったのか?)

そもそもイベントが開催された目的が伝わらず、またどの程度の規模で開催する予定だったのか、単発イベントなのか恒例行事なのか、どういった人たちを対象としていたのか(愛妻、というからには"夫婦"だろうが、若いご夫婦なのか長年連れ添ったご夫婦なのか、などなど)なのかと言ったイベントの目標(着地点)が見え難い。

それから告知方法。
今年初回であった(たぶん)のだから、周知は難しいだろう。
しかし、今回のイベント中止のニュースで、ようやくイベントの企画を知った人も多いのではないだろうか。 

そして、付加価値はどこにどうあったのか。
記事にあるように、極寒の夜空の元で、翌日仕事を休み愛妻を抱きしめるのはなかなか厳しいかもしれない。
そこには何らかの付加価値が必要であろう。
参加応募要項を見ていないので何とも言えないが、例えば
・参加組数を限定する
・参加できるカップルを限定する
(1/31にこだわるなら、1/31が記念日のご夫婦とか、結婚して1年・13年・31年のご夫婦など)
・事前審査で愛妻家ぶりをアピールして貰い、判定も一般の人からしてもらう(例えば、mixiやtwiiterなどを活用すれば気軽に投稿も可能)
・招待形式にする(予算にもよるが)
などなど。

そして何より大切なのは、「抱きしめられる対象者=奥様」が、極寒の空の下で夫にハグされるために嬬恋村まで出かけられることを良しと思えるか、である。
例え夫が参加してみよう!と思っても
「何それ。」
と一蹴されたら終わりである。
世の夫はロマンティストが多い。だが、たいがいの妻は現実的なのだ。

今回の中止ニュースが周知やみなおしに繋がり、結果、次回のイベントは盛り上がることを期待しつつ、
『がんばれ、嬬恋村』
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「愛妻ハグ」イベント中止 参加ゼロ、寒さ嫌われた?
を読み、付加価値とは何かについて考えていたら、こんな記事を見つけた。

マルセイユ 街に付加価値つけて